漢検コースのDVD研修

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昨日は漢検コースの「DVD研修」というのをやってみました。他のコースは夏か冬、もしくは両方に研修会場へ出向いての対面研修があるのですが、漢検コースはほとんどそういうのはないみたいです。代わりに自宅で課題を解いて、DVDを見て答え合わせをして、管轄のセンターへ返送することになっています。

このDVD研修、なかなかおもしろかったです。「生徒がテストでこんな漢字を書いていたら○をつけるか、×をつけるか」という課題だったのですが、私は正答は一つしかないものと考えて「はねる」「はらう」「とめる」などが完璧じゃないものには全て×をつけたのですが、DVDによる答え合わせでは、漢字の書き方には「許容」というのがあって、例えば「竹」という字は6画目をはねますが、とめてあってもかまわないそうなのです。私は漢検2級を受けるとき、そんな「許容」などというものは知らなかったので「とめる」「はねる」「はらう」などはかなり神経質に覚えたのですが…。ただ、これは「試験で×にしない」という意味の許容であって、教える際にはもちろん正確な形で書けるよう指導すべし、というお話でしたが。

そして、実際に講師が採点した答案を例に出して「これは○にしてはいけませんよ」というお話もあったのですが「全員」という漢字の読みがなを「ぜえいん」「ぜいいん」などで○をつけている先生がいるんです!先生がこれでは、その教室の子どもたちはどうなってしまうのでしょう…。そういえば、私の同期にも「弓」という漢字を3画ではなく1画で書くものと思っていた人がいましたね。私たちのように国語教育の訓練を受けたわけでもない者が、漢字を教えてしまうこと自体、すごく怖いことのように思えてきました。

私も「計算コース」で、割り算をしていた生徒に「ねえ、余りが商より大きくなるって変だよね?」と質問されて、他のプリントを採点しながら何気なしに「うん、変だよね」と答えてしまったことがあります。15秒くらい経ってから気づいて、あわてて「ごめん、変じゃない!全然変じゃないから」と訂正したので、事なきを得ましたけれど。

算数や国語はもちろんですが、私たちの中には「英語教育」を専門的に学んだことのある人もそう多くはないんですよね。私もただ「人より得意」というだけで始めてしまってますが、これでいいんでしょうか?

新しく中一になる子の無料体験をしたとき、お母さんが小学校の先生なのは知っていましたが「英語に関しては詳しくないはず」と思って、私は自信たっぷりで板書や文法説明をしていました。即決で入学してくれましたが、後で「あの子のお母さん、元は中学の英語教師だったのよ」と聞かされたときにはビビリまくりました!無知って最強ですね。

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